新よよはた通信始めます

僕の住む町は山あり谷ありの非常に立体的な地形にある。自宅は高台の平地だけど最寄り駅は谷の底にある。その駅は前後の駅とのレベルをそろえるために3階くらいの高さにプラットフォームを拵えてあるのに隣の駅に入るときにはちゃんと地下鉄の駅になっているのでこの町の高低差の激しさがわかるだろう。


震災以来、書店では古地図が売れていると新聞にあった、自分たちが住む町がかつてどんなところだったか、これから住む町がどんな地形だったのかなど気になる人が増えているのだそうだ。ところで、僕は昔から土地の地形や名前の由来などを調べたりするのが好きで、例えば岸田劉生の有名な「切り通しの写生」という絵が好きなんだけど、この場所が家から結構近いことを知ると、そこに行ってみたくてたまらなくなる。絵の素晴らしさをイメージして実際に行ってみるとそのギャップにがっかりするのだけれど、かつての姿を想像するのが楽しいのだ。この絵にある坂道にこんもりと盛られた赤土が今ではコンクリートで覆われて見られない関東ローム層というやつで、箱根や富士山の方から何万年もかけて堆積した火山灰で出来ていることを想像できる。そんなことも楽しいのだ。

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