岩合光昭のカレンダー

 毎年、年の瀬になるといろいろなカレンダーや手帳がお店に並んで楽しい。カレンダーを眺めると「あれもやろう、これもやろう」と来年のスケジュールに胸が膨らむからだろうか。
 実は毎年楽しみにしているカレンダーがある。動物写真家岩合光昭さんのカレンダーだ。岩合さんは世界的にもトップクラスの動物写真家であり、なんと、山梨の父母の家のご近所さんでもある。父は近くの食材店でアルバイトをしていて、このお店にも岩合さんは奥様とたまに来てお菓子や野菜などを買っていく。父も母も割りと気さくな方なので、相手が有名な写真家とは知らず気軽に挨拶や近所話などをするようになったのだろう。そんな縁から、年末に岩合さんからカレンダーを頂き、それが僕に回ってくるのだ。これはとても嬉しい。

 岩合さんの写真は、確かな岩合ワールドというものが存在しているのだがそこに写っているのは自然そのもの。どうして、こうゆうものが撮れるのか不思議でしょうがない。

 会社のデスクでも卓上の猫カレンダー(写真)を愛用しているが、これなんかも、自分の側が猫の方に飛び込んで撮った写真、つまり猫の世界が写っているのであり、人間の都合で撮られた写真という感じがしない。だから、どんなに見ていても飽きないのだ。来月はどんな猫が出てくるのか12ヶ月が非常に楽しみだ。