夏休み２ そして高山植物

小淵沢の家から車で小諸方面へ向かい高峰温泉に行った。この高峰高原からは浅間山、富士山、八ヶ岳、北アルプスの眺めが素晴らしいと聞いていたのに、残念ながら悪天候のため絶景は望めなかった。周りを見晴らしてもほとんど霧しか見えず、これがもし晴天ならばどんなにか素晴らしいかという想像だけを楽しんだ。

露天風呂というと普通の風呂をただ屋外に作りましたというのが多いけど、ここのは山の中を歩いていたら泉が湧いたのでその場を風呂にしましたという様な極めて野生的な風呂だ。それだけに自然との一体感は得難いもの。室内の風呂は４０℃くらいのやや熱めと２６℃の低めの湯がワンセットであり、それを交互に３回入るととても体が暖まった。あまりに気に入ったので僕は長く風呂に入り過ぎて湯あたりした。パワーが強い温泉なので長風呂には注意したい。

翌朝、小雨振るなかレインウェアを着て池の平湿原をトレッキングした。このエリア一帯の高山植物の豊かさに感動、８月下旬で花のベストシーズンは過ぎてしまったものの、まだ色を残した花がたくさん見られた。宿の人は「６月下旬から７月上旬にかけての花は半端じゃないよ」といっていた。高山植物には今までさほど関心がなかったが、もっといろいろ見てみたくなった。