五人展—中篇

「五人展」もようやく折り返し地点を過ぎました。これまで仕事でお世話になっている方や、友人たちが大勢来てくれました。この場を借りて御礼申し上げます。(4月4日で終了しました)



ギャリーに在廊していると、じっくり丁寧に絵を見てくださる方がいます。ほんの少し勇気を出してこっちから話掛けてみると、新しいイラストレータを探しているデザイナーだったり編集者だったりして、そこで作品の感想や仕事の情報交換などを含めコミュニケーションが生まれるのです。お互いの顔を見合って交流できるのがギャラリー空間ならではの魅力でしょう。


そして、作品の良し悪しとはまた別に、展覧会では可能な限り自分の作品を良く見せることが肝心だ。他のメンバーの作品を通して今更ですが学びました。どんな風に額装してどの場所にどんな順番で並べるかで作品の魅力を120パーセントアップさせることができるとしたら、それをやらない手はないのだと。


◇番外編


3月31日夜
展示を閉めた後、ピーコックで寿司とビールを調達し、ドミノピザを頼んで、花束を買いに走った。
ペーターズギャラリーをこの日で引退する竹村さんの「おつかれさまの会」を五人展メンバーを中心に企画したのだ。ささやかな食事会である。

本人はさりげなくやめて、ひっそり郷里に帰りたかったようで、相手に余計な気を使わせない竹村さんらしいと僕は思う。「五人展」はもちろんのこと今までたくさんの展覧会を支えてくれた竹村さん、本当にありがとうございました。