さようなら銀座松坂屋

 6月30日
 この日をもって銀座松坂屋が閉店した。
「銀座からまた一つ老舗がその歴史に幕を下ろした」などと報じられているが、格好つけている場合ではないのだ
なぜなら、僕はここ数年ほとんどのランチを松坂屋地下のお弁当コーナーで買っていて、たいそう頼りにしていたからだ。
特に中華の「四川飯店」やすき焼き丼の「スギモト」おこわの「北の庄」は銀座価格無視の500円〜600円で買いやすく、飽きないようにおかずも何種類か揃えてくれて、味もとっても美味しかった。銀座界隈の特に懐事情が厳しいサラリーマンやOLさん(もちろんそうじゃないひともたくさんいます)の強い味方なのであった。
そんな他に代わるものなき松坂屋がすっかりなくなってしまって、これからどうしようか本当に困っている。
以前あった路上販売の弁当店も区の規制ですっかり見かけなくなった。
僕のような庶民には益々厳しい世の中になってきたなと切実に感じる今日この頃である。