横尾忠則「日本の作家222」

是非見てください—
京橋の中央通りをちょっと入ったところ、うどんすきの美々卯の隣にあります。
階段をのぼりガラスの扉を開ければ、四方の壁一面にずらりと日本人の顔、顔、顔…。

 横尾忠則「日本の作家222」

 既に亡くなられた作家の肖像画ばっかりの展示でお決まりの構図やポーズだったりします。でも新鮮でした。描き手の筆はなんとも融通無碍で、こちらの凡庸なイメージを軽々と裏切っています。しかし作画において変わったことは何もしていません。
 目の前にあるのはキャンバスに絵の具という物質を塗りつけた物体。印刷されて魅力を発揮するイラストレーションと違うからこの気持ちいい物体感はその場に行かなくては絶対に得られません。だから、ですから、とにかく行って見てください。

展示は14日まで

南天子画廊
〒104-0031 東京都中央区京橋3-6-5 TEL: 03-3563-3511 FAX: 03-3535-5648
OPEN: 月〜土曜日 10:30am〜6:30pm(日曜祭日休)